セルに入力されている数式をすべて消し去るGoogle Apps Scriptです。数式を多用してデータを作ったが、再計算することはないので数値が直接入力されている状態にしたい時・・・などに。
特にありません。今お使いのスプレッドシートに組み込めます。
サンプルデータを用意しました。
合計得点は数式によって計算されています。
上のメニューにある「スクリプト実行」から「入力されている数式を消去する」を実行します。
実行してもよいのか、確認画面が表示されます。このスクリプトはアクティブな(今開いている)シートだけ処理します。
キャンセルが押された場合はスクリプトが終了します。
少し待つと数式だけが消去されます。見えていた値はそのままです。
E10セルはSUM()で計算されていましたが、実行後は値が直接入力されています。
/**
* このスクリプトの説明、使い方はこちら。
* https://myfunc.jp/items/00083/index.html
*/
function onOpen() {
// スプレッドシートを開いたときに実行される関数
// UIの取得
const ui = SpreadsheetApp.getUi()
// メニューの表示名
const menu = ui.createMenu('スクリプト実行');
// メニューに追加するボタン
menu.addItem('入力されている数式を消去する', 'delete_all_formulas');
// メニューを画面に追加する
menu.addToUi();
}
function delete_all_formulas() {
// アラートを表示するためにUIを取得
const ui = SpreadsheetApp.getUi();
// 実行してもよいか確認する
const response = ui.alert('今開いているシートに入力されている数式を全て削除します。\nよろしいですか?', ui.ButtonSet.OK_CANCEL);
// キャンセルが押されたらスクリプトを終了する
if (response == ui.Button.CANCEL) {
return;
}
// 開いているスプレッドシートオブジェクトを取得
const ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
// 開いているアクティブシートのオブジェクトを取得
const sheet = ss.getActiveSheet();
// データが存在する範囲を取得
let range = sheet.getRange(1, 1, sheet.getLastRow(), sheet.getLastColumn());
// 数式(formula)として空白を適用するため、rangeと同じ行・列の配列を作成する
const empty_array = new Array(sheet.getLastRow()); // 行方向
for (let i = 0; i < empty_array.length; i++) {
empty_array[i] = new Array(sheet.getLastColumn()); // 列方向
}
// 現在入力されている値(見えている計算済みの値)を取得する
const values = range.getValues();
// 数式として空白を適用し、削除する
range.setFormulas(empty_array);
// 事前に取得しておいた値をセットする
range.setValues(values);
}
シートに入力されている全ての数式を、別シートに出力するGoogle Apps Scriptです。数式のセル参照が連鎖していて、確認が大変だったので作ってみました。
数式でエラーが出ているセルを探してくれるGoogle Apps Scriptです。巨大なシートだとエラーに気づかないこともある・・・?ということで作ってみました。
シート内の数式が入っているセルを探して、色を付けてくれるGoogle Apps Scriptです。他の人から引き継いだシートだと、数式がどこにあるのかわかりにくいので作ってみました。
2つのシートを比較して、値や数式に差分があるかどうか教えてくれるGoogle Apps Scriptです。スプレッドシートでもdiffがしたい!という時にどうぞ。
選択したセルと同じ背景色のセルを選択状態にするGoogle Apps Scriptです。細かく色分けされたセルの色を変えたくなったときにどうぞ。
文字色が同じセルを選択状態にしてくれるGoogle Apps Scriptです。特定の文字色をまとめて変えたくなったときにどうぞ。
同じフォントサイズのセルを選択状態にしてくれるGoogle Apps Scriptです。一部のフォントサイズをまとめて変えたくなったときなどにどうぞ。
スプレッドシートで選択している範囲の「選択中のセルの数」「値が入っているセル」「数式が入っているセル」をカウントするGoogle Apps Scriptです。
シートに対する変更内容(値の変更)を、同じファイルのすべてのシートに反映(同期)させるGoogle Apps Scriptです。