選択範囲に存在する結合されたセルを検索し、解除することもできるGoogle Apps Scriptです。予想外の結合によって困ったことがある方は多いと思います。このアプリが転ばぬ先の杖になれば幸いです。結合を解除するかどうかはダイアログで選択できます。
特にありません。今お使いのスプレッドシートに組み込めます。
このスクリプトは選択中のセル範囲を対象にして動作するので、スクリプト実行前に結合セルを探したい範囲を選択してください。
この例では一部だけ選択していますが、シート内全てを選択しても構いません。
範囲を選択したら、メニューから「結合されたセルを検索」を実行してください。
選択範囲に結合セルが存在すると、そのセル番地が表示されます。
もし結合を解除したい場合は「OK」を押してください。
解除しなくてよい場合は「キャンセル」を押してください。スクリプトが終了します。
ダイアログで「OK」を押すと、引き続き結合の解除処理が実行されます。
解除されたことを確認してください。
選択範囲に結合されたセルが見つからなかった場合は「結合されたセルは見つかりませんでした」というメッセージが表示され、スクリプトが終了します。
/**
* このスクリプトの説明、使い方はこちら。
* https://myfunc.jp/items/00033/index.html
*/
function onOpen() {
// スプレッドシートを開いたときに実行される関数
// UIの取得
const ui = SpreadsheetApp.getUi()
// メニューの表示名
const menu = ui.createMenu('スクリプト実行');
// メニューに追加するボタン
menu.addItem('選択範囲内の結合されたセルを検索する', 'find_merged_cell');
// メニューを画面に追加する
menu.addToUi();
}
function find_merged_cell() {
// アラートを表示するためにUIを取得
const ui = SpreadsheetApp.getUi();
// アクティブなスプレッドシート、シートを取得
const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();
// 選択範囲を取得
let range = sheet.getActiveRange();
// 範囲内に結合セルがあるかどうかを調べて、なければスクリプト終了
if (!range.isPartOfMerge()) {
ui.alert('結合されたセルは見つかりませんでした');
return;
}
// 以下、結合セルがあった場合の処理
// 結合されているセル範囲を取得
const merged_ranges = range.getMergedRanges();
// 結合されているセル番地を格納する配列を用意
let merged_address = [];
// 結合されているセルの数だけ、セル番地を取得
for (let i = 0; i < merged_ranges.length; i++) {
merged_address.push(merged_ranges[i].getA1Notation());
}
// 結合を解除するかどうかユーザーに確認する
const user_response = ui.alert('結合されたセルが見つかりました\n' + merged_address.join('\n') + '\n\n結合を解除しますか?', ui.ButtonSet.OK_CANCEL);
// キャンセルが押されたら結合解除はせずに、スクリプトを終了する
if (user_response == ui.Button.CANCEL) {
return;
}
// 結合セルをループで解除する
for (let i = 0; i < merged_address.length; i++) {
range = sheet.getRange(merged_address[i]); // A1形式でRangeを取得
range.breakApart(); // 結合を解除する
}
}
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