検索キーワードを全シートから探して、ヒットしたセル番地をまとめて表示するGoogle Apps Scriptです。標準の検索機能ではヒットしたセルが1個ずつ分かりますが、まとめて知りたくなったので作成しました。
特にありません。今お使いのスプレッドシートに組み込めます。
ダミー個人情報生成サービスを利用して、3シートにダミーデータを用意しました。
上部メニューから「検索にヒットしたセル番地をリストアップ」を実行します。
入力ボックスが表示されますので、検索したいキーワードを入力します。
正規表現を使うことも可能ですが、テストはしていませんので不具合があってもご容赦ください。
日付型は内部で「YYYY/MM/DD HH:MM:SS」に変換してマッチングしますが、こちらもあまりテストしていません・・・。
キーワードにマッチしたセルの情報(シート名、セル番地、セルの中身)が一覧で表示されます。
セルの中身が長い場合は「先頭の30文字」にカットされますので、検索キーワードが見えない場合があります。
/**
* このスクリプトの説明、使い方はこちら。
* https://myfunc.jp/items/00034/index.html
*/
function onOpen() {
// スプレッドシートを開いたときに実行される関数
// UIの取得
const ui = SpreadsheetApp.getUi()
// メニューの表示名
const menu = ui.createMenu('スクリプト実行');
// メニューに追加するボタン
menu.addItem('検索にヒットしたセル番地をリストアップ', 'search_and_cell_address_list');
// メニューを画面に追加する
menu.addToUi();
}
function search_and_cell_address_list() {
// アラートを表示するためにUIを取得
const ui = SpreadsheetApp.getUi();
// アクティブなスプレッドシートを取得
const ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
// 検索キーワードの入力ボックスを表示
const response = ui.prompt('検索キーワードを入力してください', ui.ButtonSet.OK_CANCEL);
// キャンセルが押されたら何もせず終了する
if (response.getSelectedButton() == ui.Button.CANCEL) {
return;
}
// 入力された検索キーワードを受け取る
const keyword = response.getResponseText();
// 検索キーワードをもとに正規表現を作成する。大文字小文字は無視しておく
const regex = new RegExp(keyword, "i");
// スプレッドシート内の全てのシートを取得する
const sheets = ss.getSheets();
// 結果を格納する配列を用意する
let result = [];
// ここから検索処理。シートの数だけループ
for (let i = 0; i < sheets.length; i++) {
// シート名を取得
let sheetname = sheets[i].getSheetName();
// 各シート内で使われている全ての範囲を指定
let range = sheets[i].getRange(1, 1, sheets[i].getLastRow(), sheets[i].getLastColumn());
// セル内の値を取得する
let values = range.getValues();
// R1C1方式をA1方式に変換するために、アルファベットの配列を用意する
const alphabets = 'ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ'.split('');
// シート内の行でループする
for (let j = 0; j < values.length; j++) {
// 1行に存在する列の数だけループする
for (let k = 0; k < values[j].length; k++) {
// セルのデータの型によって判定方法を変える
// 日付型の場合はわかりやすい形式に変換してから比較する
if (Object.prototype.toString.call(values[j][k]) == '[object Date]') {
// yyyy/MM/dd 〜 形式に変換する
let datetime = Utilities.formatDate(values[j][k], "JST", "yyyy/MM/dd HH:MM:ss");
// 検索キーワードと比較し、マッチすれば結果格納用配列に追加する
if (datetime.toString().match(regex)) {
result.push([sheetname, alphabets[k] + (j + 1), datetime]);
}
} else {
// 検索キーワードと比較し、マッチすれば結果格納用配列に追加する
// 日付型以外はそのまま比較する。ただし数値型ではmatchが使えないのでtoStringで文字列型にして比較する
if (values[j][k].toString().match(regex)) {
result.push([sheetname, alphabets[k] + (j + 1), values[j][k].toString().substr(0, 30)]);
}
}
}
}
}
ui.alert('「' + keyword + '」に以下がマッチしました。\n\nシート名/セル番地/セル内文字列\n' + result.join('\n'));
}
選択した2つのセル(範囲)の値を、入れ替えるGoogle Apps Scriptです。行や列の入れ替えもできます。
選択した行範囲の順番を逆にするGoogle Apps Scriptです。ソートではなく、単純に順番を逆にします。関数の組み合わせでも実現できますが、GASを登録してしまったほうが早いかもしれません。
選択した列範囲の順番を逆にするGoogle Apps Scriptです。行バージョンを作ったので、列バージョンも。ニーズはあるのでしょうか。
選択した行および列範囲の順番を逆にするGoogle Apps Scriptです。これは本当に使い所があるのかわかりませんが、作ってみたので公開します。
1つのセルに入力されている文字列を、指定した文字数で分割するGoogle Apps Scriptです。区切りに使用する文字が無くても大丈夫です。行方向に分割します。
1つのセルに入力されている文字列を、指定した文字数で分割するGoogle Apps Scriptです。区切りに使用する文字が無くても大丈夫です。列方向に分割します。
選択範囲に存在する結合されたセルを検索し、解除することもできるGoogle Apps Scriptです。予想外の結合によって困ったことがある方は多いと思います。このアプリが転ばぬ先の杖になれば幸いです。結合を解除するかどうかはダイアログで選択できます。
シート内の「何も書き込まれていない行」を削除してくれるGoogle Apps Scriptです。スプレッドシートをメモ帳代わりにしていると、特に意味のない空白行がたくさんあったりして、消すのが面倒だったので作成してみました。すべての列に何も文字が入っていない行を消し去ります。
1行ごとに任意の空白行を挿入してくれるGoogle Apps Scriptです。データを整理中に「今ある行の間に1行ずつ足したい・・・」ということが稀によくあるので作成しました。追加する行数はプロンプトで指定が可能です。
シート内に存在するハイパーリンク(URL)を取り出すGoogle Apps Scriptです。リンクを全て抜き出したくなったので作成してみました。
すべてのシートに条件付き書式を適用してくれるGoogle Apps Scriptです。条件付き書式は便利ですが手動で設定するのは面倒なんですよね。
すべてのシートのすべての条件付き書式を削除するGoogle Apps Scriptです。条件付き書式はシート単位で操作する必要があり、面倒なので作成しました。
スプレッドシートの全てのシートのデータを、1つのシートに集約するGoogle Apps Scriptです。各シートで列が揃っていないと使いにくいですが、思いつきで作ってみました。