2021/11/23に更新

【GASで時短】ファイル名の一部を削除する

ドライブ

フォルダ内のすべてのファイルを対象に、ファイル名の一部を消すことが出来るGoogle Apps Scriptです。ドライブでファイルのコピーをすると「のコピー」が付与されますがこのような文字列を消すことができます。

こんな悩みを解決します


  • Googleドライブのファイルに不要な文字列が入っているのでまとめて消したい。
  • 「のコピー」が何個もついていて見苦しいのでなんとかしたい。

用意するもの


ファイル名を変えたいファイルを、1つのフォルダにまとめて保存しておきます。

このスクリプトで出来ること


  • 指定されたフォルダに入っているすべてのファイルを対象に、ファイル名から文字を削除します。
  • 「元のファイル のコピー」のようなファイル名を、「元のファイル」に変えることができます。

使い方


1.フォルダのURLを取得する

ファイル名を変えたいファイルが入っているフォルダのURLを取得します。
ファイルが入っているフォルダを開いて、アドレスバーに表示されているURLをコピーしてください。

2.スクリプトの実行

スクリプトを起動します。
メニューから「ドライブのファイル名の一部を削除」を実行します。

3.URLの入力

書き換え対象のURLが聞かれますので、STEP1でコピーしたURLを入力します。

4.プレフィックスの入力

ファイル名から削除する文字列を聞かれます。「元のコピー」など好きな文字列を入力してください。

5.書き換え結果の確認

しばらく待つと「完了しました! フォルダを確認してください」というメッセージが表示されます。

画像が保存されているGoogleドライブフォルダを確認してください。ファイル名が変わっているはずです。
もし反映されていない場合はリロードすることで反映されるはずです。

6.エラーメッセージ

消去する文字列に入力された内容によっては、ファイル名すべてが消えてしまう場合があります。
消えてしまう場合は「ファイル名がすべて消えてしまいます。処理を中止します。」というメッセージを表示して処理を中止します。

スクリプト


/**
 * このスクリプトの説明、使い方はこちら。
 * https://myfunc.jp/items/00025/index.html
 */

function onOpen() {
  // スプレッドシートを開いたときに実行される関数

  var ui = SpreadsheetApp.getUi()

  // メニューの表示名
  var menu = ui.createMenu('スクリプト実行');

  // メニューに追加するボタン
  menu.addItem('ドライブのファイル名の一部を削除', 'delete_filename_drive_files');

  // メニューを画面に追加する
  menu.addToUi();
}

function delete_filename_drive_files() {

  // UIを取得
  const ui = SpreadsheetApp.getUi();

  // URLを入力する
  const url = ui.prompt('対象のフォルダURLを入力してください', ui.ButtonSet.OK_CANCEL);

  // キャンセルが押されたら終了する
  if(url.getSelectedButton() == ui.Button.CANCEL){
    return;
  }

  // プレフィックスを入力する
  const pattern = ui.prompt('ファイル名から削除したい文字列を入力してください', ui.ButtonSet.OK_CANCEL);

  // キャンセルが押されたら終了する
  if(pattern.getSelectedButton() == ui.Button.CANCEL){
    return;
  }

  // URLからフォルダIDを取得する
  // https://drive.google.com/drive/folders/この部分がID
  const drive_id = url.getResponseText().match(/^.*\/folders\/(.+)$/)[1];

  // フォルダを取得する
  const folder = DriveApp.getFolderById(drive_id);

  // フォルダ内のファイルを取得する
  const files = folder.getFiles();

  // ファイルの数だけループ処理する
  while(files.hasNext()){

    // ファイルを取得
    let file = files.next();

    // 変更前のファイル名を取得
    let filename_before = file.getName();

    // 変更前のファイル名から、入力された削除文字列パターンを削除して、新しいファイル名を作成
    let regex = new RegExp(pattern.getResponseText(), 'ig');
    let filename_after = filename_before.replace(regex, '');

    // ファイル名がカラになってしまった場合はエラーを表示する
    if(filename_after == ''){
      ui.alert('ファイル名がすべて消えてしまいます。処理を中止します。');
      return;
    }

    // ファイルの名前を変更する
    file.setName(filename_after);

  }

  // 完了メッセージの表示
  ui.alert('完了しました! フォルダを確認してください');

}

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