【GASで時短】すべてのシートを保護する

スプレッドシートの全てのシートを「保護」するGoogle Apps Scriptです。一時的にすべてのシートの更新を止めたい時などにどうぞ。

こんな悩みを解決します

• みんな意図しない内容で更新している・・いったん自分以外が編集できないように保護したい！
• 共有相手を閲覧権限に変えていくのが面倒なので、とりあえずシートを保護して閲覧のみにしたい。

用意するもの

特にありません。今お使いのGoogleスプレッドシートに組み込めます。

このスクリプトで出来ること

• 開いているスプレッドシートの全てのシートを、一発で保護することができます。

使い方

1.スクリプトの実行

サンプルとして複数のシートを作成しました。スクリプトを実行するとすべてのシートが保護されるはずです。

上のメニューにある「スクリプト実行」から「すべてのシートを保護する」を実行します。

2.実行の確認

「すべてのシートを自分以外が編集できないように保護します、よろしいですか？」と確認メッセージが表示されます。

3.結果の確認

暫く待つと、シート名に鍵アイコンが追加されました。保護されたようです。

スクリプト

/**
 * このスクリプトの説明、使い方はこちら。
 * https://myfunc.jp/items/00091/index.html
 */

function onOpen() {
  // スプレッドシートを開いたときに実行される関数

  // UIの取得
  const ui = SpreadsheetApp.getUi()

  // メニューの表示名
  const menu = ui.createMenu('スクリプト実行');

  // メニューに追加するボタン
  menu.addItem('すべてのシートを保護する', 'protect_all_sheets');

  // メニューを画面に追加する
  menu.addToUi();
}

function protect_all_sheets() {

  // 画面にアラートを表示するためにUIオブジェクトを取得
  const ui = SpreadsheetApp.getUi();

  // 実行の確認メッセージを表示する
  const response1 = ui.alert('すべてのシートを自分以外が編集できないように保護します\n\nよろしいですか？', ui.ButtonSet.OK_CANCEL);

  // キャンセルが押されたらスクリプトを終了する
  if (response1 == ui.Button.CANCEL) {
    return;
  }

  // スプレッドシートオブジェクトを取得
  const ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();

  // すべてのシートを取得
  const sheets = ss.getSheets();

  // 1つずつシートを保護していく
  for (let i = 0; i < sheets.length; i++) {

    let description = sheets[i].getName() + 'の保護'; // 説明文を作る
    sheets[i].protect().setDescription(description); // シートを保護し、説明も登録する

  }
}

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