アクティブセルを起点に、Nヶ月後までの日付を出力するGoogle Apps Scriptです。日本の祝日も表示してくれますので、予定表やガントチャートを作るときにどうぞ。
特にありません、今お使いのスプレッドシートに組み込めます。
日付は現在選択しているセルを起点に書き込まれます。
希望のセルを選択して、上部メニューの「スクリプト実行」から「今月からNヶ月後までの日付を出力する」を実行します。
何ヶ月分を出力するかを聞かれます。3と入れると今月を含めて翌々月までが出力されることになります。
半角数字で入力してください。
なお、祝日情報はGoogleが提供している「日本の祝日カレンダー」を参照しています。
カレンダーを見るとわかりますが、向こう1〜2年しか休日データが反映されていません。本スクリプトで出力する期間は1年以内をおすすめします。
しばらく待つと日付がシートに現れます。
長めの期間だと数十秒待たされるかもしれません。思いつくままにコードを書いていたら非効率な感じになってしまいました・・・ごめんなさい。
3ヶ月分の最後のほうも見てみましょう。9月の祝日も出力されていて問題無さそうです。
/**
* このスクリプトの説明、使い方はこちら。
* https://myfunc.jp/items/00115/index.html
*/
function onOpen() {
// スプレッドシートを開いたときに実行される関数
const ui = SpreadsheetApp.getUi()
// メニューの表示名
const menu = ui.createMenu('スクリプト実行');
// メニューに追加するボタン
menu.addItem('今月からNヶ月後までの日付を出力する', 'output_calendar_with_holiday');
// メニューを画面に追加する
menu.addToUi();
}
function output_calendar_with_holiday() {
// UIを取得
const ui = SpreadsheetApp.getUi();
// 何ヶ月先まで出力するか、値を入れてもらう
const response = ui.prompt('何ヶ月分出力するか、半角数字で入力してください', '1年以上先は、祝日データが反映されない場合があります', ui.ButtonSet.OK_CANCEL);
// キャンセルが押されたらスクリプトを終了する
if (response.getSelectedButton() == ui.Button.CANCEL) {
return;
}
// カレンダーIDを設定。日本の祝日カレンダーを参照する
const calendar_id = 'ja.japanese#holiday@group.v.calendar.google.com';
// マイカレンダーにないものは参照できないため、登録する
CalendarApp.subscribeToCalendar(calendar_id);
// 祝日カレンダーを取得
const calendar = CalendarApp.getCalendarById(calendar_id);
// 祝日カレンダーを取得する期間を定義
let date = new Date(); // 現在の日時を取得
const period_from = new Date(date.getFullYear(), date.getMonth(), 1); // 今月の1日の日付
date.setMonth(date.getMonth() + Number(response.getResponseText())); // Nヶ月先まで日付をすすめる
const period_to = new Date(date.getFullYear(), date.getMonth(), 0, 23, 59, 59); // Nヶ月後の月末の23:59:59
// 期間を指定して祝日イベントを取得
const events = calendar.getEvents(period_from, period_to);
// セル書き込み用の配列を準備
let result = [];
// シートに書き込む日付を得るため、開始日でdateオブジェクトを作成
date = new Date(period_from);
// getDay()で帰ってくる数字に対応する曜日を準備
const days = ['日', '月', '火', '水', '木', '金', '土'];
// Nヶ月後の月末が到来するまでループ
while (true) {
// 日付をyyyy/MM/dd形式で取得
let date2 = Utilities.formatDate(date, 'JST', 'yyyy/MM/dd');
// 曜日を取得
let day_of_the_week = days[date.getDay()];
// セルに書き込むための配列(1行分)。通常は日付と曜日のみ。祝日は3番目に入る。
let value = [date2, day_of_the_week, ''];
// カレンダーから取得した祝日をループ
for (let i = 0; i < events.length; i++) {
// 祝日の日付を整形
let date3 = Utilities.formatDate(new Date(events[i].getStartTime()), 'JST', 'yyyy/MM/dd');
// 日付が祝日と一致したら、祝日を追加した配列にする。
if (date2 == date3) {
value = [date2, day_of_the_week, events[i].getTitle()];
}
}
// シートに書き込むための配列に追加
result.push(value);
// 日付を1日進める
date.setDate(date.getDate() + 1);
// ループ内で進めた日時が期間の最終日を過ぎたらループを終了する
if (date.getTime() > period_to.getTime()) {
break;
}
}
// シートへの書き込み処理
const ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet(); // スプレッドシートオブジェクトを取得
const sheet = ss.getActiveSheet(); // シートオブジェクトを取得
const active_range = sheet.getActiveRange(); // アクティブセルの範囲オブジェクトを取得
const range = sheet.getRange(active_range.getRow(), active_range.getColumn(), result.length, result[0].length); // アクティブセルを起点に、日付の書き込み範囲オブジェクトを取得
range.setValues(result); // シートへ書き込み
}
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